凶悪犯罪から、家と家族を守るためのホームセキュリティ





このところ「アポ電強盗殺人」をはじめ、不法侵入者の凶悪犯罪が増えています。金品だけならまだしも、大事な命まで奪われることのないように、普段から防犯について考えておくことが必要だといえるでしょう。奇しくも今年のGWは10連休になるということで、旅行やお出かけで家を空ける人も多いことが予想されています。留守中の空き巣はもちろんですが、お休みの開放感から玄関や窓のカギをかけ忘れるなど、不法侵入者を招き入れるような行動には十分注意が必要です。


そこで今回は、窃盗や強盗といったトラブルから自分や家族、マイホームを守るための「ホームセキュリティ」を考えてみました。



住宅対象侵入窃盗の侵入経路。一番多いのは?



「平成29年中の住宅対象侵入窃盗の発生状況(警視庁)」を見ると、管内の侵入窃盗数は5237件、そのうち「住宅対象侵入窃盗(「一戸建て住宅」「その他の住宅」「中高層住宅(4階建て以上)」を対象とする「空き巣」「忍込み」「居空き」を指す)」は2681件で、半数以上を占めています。


侵入窃盗には大きく分けて、「空き巣」「忍込み」「居空き」があり、それぞれの特徴は次の通りです。


・空き巣:住人が留守、不在の時に侵入する
・居空き:家人に気付かれないよう、不在の部屋を狙う
・忍込み:家人が寝入ってから侵入する


ここで怖いのは、家人が居ても侵入する居空きと忍込みです。家人に見つかった場合、逃げてくれればよいのですが、中には開き直る者もいて、それが凶悪犯罪につながることも少なくありません。


では、侵入犯は、一体どこから侵入するのでしょう。同じ資料を紐解くと、窓(縁側・ベランダ・居室・その他)からの侵入が61.3%、出入口(玄関・その他)からの侵入については38.7%となっています。主な侵入手段には、以下のようなものがあります。


〇侵入窃盗の侵入手段
・無締り:鍵を掛け忘れた玄関、窓などから侵入する
・ガラス破り:ガラスを割ったり、こじ破って侵入
・施錠開け:ドアの錠などを様ざまな特殊工具を使って開き、侵入する手口
・ドア錠破り:ドアの隙間をバールといった工具で破壊して侵入する


これを侵入窃盗別に見ていくと、空き巣は一戸建住宅では「ガラス破り」が、中高層住宅、その他の住宅では「無締り」が多く、「忍込み」と「居空き」はすべての建物で「無締り」がトップとなっています。



家を守るための「ホームセキュリティ」



盗難犯罪に巻き込まれる可能性は、決してゼロではありません。よく「うちには盗まれるようなお金もお宝もないから……」という声を聞きますが、窃盗犯が侵入した際、現金や宝石がなかったとしても、彼らは何も盗らずに逃げることは少ないといいます。たとえばパソコンやカメラといった家電が目につけば、それを盗んでいくそうです。また「高層階に住んでいるから大丈夫」というのも大きな間違い。窃盗犯は狙いをつけたマンションやアパートに巧みに入り込み、無締りの家を物色しているのです。


大型連休は、窃盗犯にとっても絶好の機会であるといえます。そこで考えたいのが「ホームセキュリティ」です。マンションやアパートといった集合住宅は、特に新築だと防犯・警備会社と契約しているところが多く、不審者や空き巣の侵入防止対策が取られています。一戸建てになると、個別に警備・防犯会社にお願いするケースになるようです。一戸建てのホームセキュリティは、機材設置に初期投資(会社、契約内容によって異なる。レンタル、購入共に数万円~)が必要で、その後は月額料金(数千円~。買い取り、レンタルで費用は変わる)がかかります。なお、集合住宅などで小規模タイプのホームセキュリティを付けることも可能。スマートホンに異変を通知するタイプもあります。会社によって、様ざまなプランが用意されていますから、設置する際は、数社を選んで見積もりを出してもらうといいでしょう。


ただ、「防犯対策が大切なのはわかるけど、今からでは時間がない」「ホームセキュリティはお金がかかる」という声もあります。そこでおすすめしたいのが「防犯グッズ」です。防犯意識の高まりも手伝って、ホームセンター、通販では、取り付けが簡単かつ手頃な価格で購入することができます。主な防犯グッズを紹介します。


・防犯ステッカー:この家には〇〇セキュリティシステムが入っているなどの警告、ホームセキュリティ会社に似たロゴなどが書かれているステッカー
・サッシ用補助錠:サッシに複数のカギを付ける
・窓用のセンサーやアラーム:窓に衝撃や開放があると、大音量でアラームが鳴る
・防犯フィルム:ガラスが割れにくくなる
・ドア用補助錠(含むドアチェーン、ドアガード):ドアの鍵を増やす
・サムターンカバー:サムターンに取り付けるカバー
・ドア用のセンサーやアラーム(ピッキングアラームなどを含む):ドアやカギを破壊しようとすると警報が鳴る
・ドアスコープ、防犯カメラ:ドアを開けずに来訪者を確認できる
・ダミーカメラ:「カメラがある」のを見せることで、空き巣のターゲットになることを防ぐ
・屋外用センサーライト:夜間、誰かが家や部屋に近づくとライトが灯る機器
・忍び返し・フェンスガード:ブロック塀やフェンス上部に取り付け、不審者のフェンスや塀の乗り越えを防止するバリア


上記製品の中でもドアや窓の二重カギ、ダミーカメラ、センサーライト、窓・ドア用アラーム、ステッカーなどは設置も難しくないため、できれば付けておきたい防犯アイテム。また警備・防犯会社には、旅行などによる1週間の短期間でも留守宅の警備・管理を行ってくれるサービスもありますから、相談してみるのもいいでしょう。









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