趣味優先の家作り・家探し



家を建てたり、賃貸を探す場合、「自分の趣味を優先した家」を求める人がいます。たとえば読書が好きで、自宅に書店ばりの書庫を作ってしまうなど、極端な言い方をすれば「住み心地より、趣味や夢が優先でもかまわない」というわけです。

今回は、趣味やライフスタイルを採り入れた、個性的な一軒家(注文建築・建て売り)、賃貸住宅を考えてみましょう。



家作り&家探しする人は、どんなことを求めている?


一軒家、集合住宅共に、家を買う・探す人は「主に何を求めている」のでしょうか。様ざまなアンケート結果を紐解いてみると、やはり「子供や家族のため、もっと暮らしやすい家(部屋)に住みたかった」という回答が多いようです。また「自然のあるエリアで、子供をのびのびと育てたい」「老後も安心して暮らせる家が欲しい」ほか、時代の流れに関係なく、あくまで家族の安定した生活の実現を求めているということがわかります。

この流れを受けて、内装面においては「収納場所が多い」「コンパクトで荷物がしまいやすい」という回答が多く見られ、他に必要な施設として「駐車場付き」(一軒家の場合)があげられています。また機能面や外装面では、「断熱性」「遮音性」「耐震性」といった住宅性能の高さを求めている人が少なくありません。特に「東日本大震災」後は、大地震を想定した「耐震性・耐久性」を有する物件が注目されているようです。

ほかには、ほとんどの人が「価格」を気にしています。購入を考えている人なら当然でしょう。



趣味を生かした家屋や物件は決して夢ではない


家(含む賃貸、部屋)に対して、一般的な希望のほかに、自分の趣味や夢も盛り込むことは可能なのでしょうか。実のところ、理想の自宅を実現している人は少なくないのです。どのような家があるかというと、

●夫婦そろってオートバイ好き。自由設計で家を建て、愛車のガレージを家の中に。バイクの整備なども、天候(雨や雪)を気にせず自宅でできる。
●無類の活字好き。蔵書が増えすぎたため、家を設計する際、これらをすべて収納できる書庫を作ってもらう。また蔵書のために、「元書店」や「書庫のある物件」を徹底的に探した人も(購入のみならず、このような物件は賃貸にもある)。
●趣味の鉄道模型を走らせるためだけ、ジオラマ用の部屋を作ってもらう。
●デジカメが主流の昨今、フィルムカメラを現像してくれるところはほとんどない。そこで自ら写真の現像・焼き増しを行うために暗室を設けた。
●いい音で音楽が聴けるオーディオ・ルーム、映画をゆっくり鑑賞できる、大スクリーン付きの部屋を設けた。
●楽器演奏をするため、自宅を防音設備にした、またスタジオを作った……などです。

近年の傾向としては、このような部屋や仕様は「後から加える」のではなく、設計の段階で組み込まれています。つまり、住み心地や安心・安全性だけでなく、趣味を楽しめる施設を新築の段階で設けているわけです。これにかんしては、建築技術の進歩をはじめ、建材ほか材料の性能アップなどが大きく影響しているといえます。

かつては設計上、計算上、建てるのが難しかった間取りが、今は一般の一軒家でも可能になっています。上記以外でも「こんな部屋が欲しい」と思っているのなら、自由設計を得意とする建築士や施工会社に相談してみてはいかがでしょう。



「ペットと暮らすこと」が前提の家がある


「ペットと快適に暮らせる家が欲しい」と希望する人も少なくありません。一軒家の人はもちろんですが、最近は「ペット可(ただし、犬や猫が基本)」をうたう集合住宅は増加しており、学生や単身者向けのワンルーム賃貸でもペットを飼えるところは珍しくないようです。

また趣味優先の家同様、ペットありきで設計できる物件を登場しています。ペット共生用の家(部屋)というと、「床や壁に爪とぎ用の場所がある」「足洗い場を設けている」「防音に優れている」など、住む人や周囲の人に配慮しています。さらに一歩進んだ自由設計のペット物件は「家族+愛犬(愛猫)」で構成されており、人もペットにも心地よい住環境を提供しています。

たとえば、飼い主の居住空間を共用するのではなく、「愛犬用のスペース(部屋)」「庭にドッグラン」「専用のシャワー」ほかの犬用施設を設けているのが特徴。また、室内で飼うことが多い猫の場合は運動不足から肥満になりがちです。これを予防するために、壁面の本棚をキャットタワー仕様にするなど、設計の段階で自由に運動できるスペースを用意する飼い主も増えています。

加えて人間同様、ペットも歳をとることで五感や運動能力に支障がでます。そのため、「フローリング床に滑り止めを設ける」「(ペットの)目の高さに突起物を置かない」「階段などの角を丸くする」ことで、老化によって起こり得る事故やケガも軽減できます。



賃貸で趣味を楽しむことは難しい?


持ち家であれば、建築基準法等に抵触しない限り、また建築計画に無理がなければ自分の趣味を採り入れることは可能です。しかし賃貸になると、部屋を好き勝手に改装することは難しいといえます。とはいうものの、賃貸の中にも手を加えられる物件もあるので、不動産屋に相談してみることをおすすめします。

また、数は少なめですが、趣味仕様の物件が売りに出されていることもあります。「書庫のある家」「防音仕様の部屋」は比較的出回っているので、根気よく探してみてはいかがでしょう。






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