建て替え、リフォーム時に必要な「仮住まい」について



「そろそろ我が家も築20年以上。あちこち傷んできているようだから、建て替え、リフォームを考えないと……」と思案している方もいらっしゃるかと思います。その際、気になるのが工事期間の「仮住まい」。たとえば一般的に、リフォームなら1ヵ月から4ヵ月、建て替えとなると半年かかることもあります。その間、生活の場「仮住まい」が必要になりますが、物件探しはリフォーム、建て替えと同時に考えなければなりません。

そこで今回は「仮住まい」についてお話ししたいと思います。



リフォーム、建て替え時の仮住まい探しは早めに


「仮住まい」とは、自宅の建て替え、大規模なリフォームにおける工事期間中、一時的に生活する家のことです。一般的な工事期間は、建て替えで4ヵ月~半年、リフォームは1~4ヵ月かかるといわれています。簡単なリフォームなら、住んだままで工事も可能ですが、それ以外になると、入居可能な物件を探さす必要があります。
さらに「仮住まい」とはいえ、どこでも良いという訳にはいきません。まず、問題となるのは通勤・通学です。特に学校に通う子供さんの場合、「学校から遠くて通学に不便(転校しなくてはならない地区)」な場所はNGだといえます。できれば通学範囲内の物件を確保したほうがいいでしょう。

次に忘れてはいけないのが、短期間とはいえ、住居が変わることによって生じる各種変更手続きです。まず気になるのは「住所変更」だと思います。基本的に住所変更は必要なのでが、短期ということから変更しない人が多く、また役所で聞いたら同様の理由で「しなくてもよい」といわれた人もいるそうです。ただ、子供さんの転校が伴う場合は届けなくてはなりません。
ほかに手続きが必要なものとしては、水道、ガス、電気、NHK受信、新聞などの利用停止、仮住まいでの使用開始手続きなど。現住所に届いた郵便物を仮住まいで受け取るために、郵便局へは転居届を出しておきます。なお、免許証、銀行、クレジットカードなどは、特に手続きはいりません。携帯電話も問題ありませんが、固定電話を使いたいときは仮住まいへの移設手続きが必要です。

仮住まいには、どうしても各種手続きが生じるため、煩雑さを減らすためにも、できれば市内で物件を見つけることをおすすめします。



賃貸物件、ウイークリーマンション、「仮住まい」はどれを選ぶ


「仮住まい」の場合、短期ということで通常の賃貸物件より取扱件数は少ないといえます。さらに現住所に近い物件となると、かなり限られてきます。そのため一般の不動産会社に依頼しても、なかなか見つからないといわれています。また仮住まいできたとしても、退去時に清掃をはじめ、畳の表替え、襖障子や壁クロスの張替え費用などの請求が生じるケースもあります。ですから、まず施工を担当する建築会社や工務店に相談してみること。建て替え、リフォームを見越して、仮住まい用の物件を持っている(提携する不動産会社がある)会社もあるそうです。

ほかに仮住まいとして利用されるのは、マンスリーまたはウイークリーマンションでしょう。このような物件は学生や単身者、出張者向けのワンルーム・タイプがメイン。家族向けとうたわれていても、狭くゆとりのない間取りであることが少なくありません。一般の物件とは違い、基本的に礼金や敷金がなく(かかることもある)、気軽に借りられるのはメリットですが、賃料は通常の家賃相場よりも高めに設定されています。

実のところ、1ヵ月~1年程度の短期間だけ借りることができる、そのものズバリの「仮住まい専門物件」もあります。扱っている会社によりますが、一戸建てからファミリー層、単身者向けの物件までバリエーション豊富で、中にはペットと一緒に住める部屋、駐車場ありなど、仮住まいする人の要望に応じた物件を選ぶこともできます。契約も比較的楽で、たとえば個人契約の場合、必要書類は身分証明書(免許証)等、申し込みから入居まで一週間程度で対応くれます。さらに水道光熱費込みの契約だと、電気・水道の手続も不要になります。賃貸費用はまちまちで、通常の賃貸物件よりやや安いところが多いようです。

手頃なところでは「実家」に住むという方法もあります。とはいえ、ある程度近いところに住んでいることが条件にはなるでしょう。実家であれば、水道、ガス、電気、NHK受信、新聞の契約を止めるだけで、新たな契約の必要はないというメリットもあります。



家具や家電、荷物はどうする?


リフォームならあまり必要ないかもしれませんが、建て替えの場合、家具や家電を移さなくてはなりません。すべて仮住まいに収まれば問題ないのですが、収納しきれない時は、ほかにトランクルームなどを借りる必要があります。あまりに多いときは、建て替えを機に、不要なものをリサイクルに出す、廃棄するのも良いでしょう。
また、建て替え後の搬入に備え、生活に使う最低限のものだけ出しておき、残りは梱包しておくのもおすすめです。

短期間の仮住まいですが、少しでも快適に過ごせるように工夫してみてください。






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