「インターネット物件」を上手に活用するには



通信機器にかかわらず、インターネットはビジネスのみならず、情報収集、コミュニケーション、ショッピングなどに欠かせないインフラとなっています。「インターネットの普及状況(平成28年度版。総務省)」によると、2015年の「携帯電話・PHS」「パソコン」それぞれの世帯普及率は、前者が約96%、後者が77%。特に13歳〜59歳までの年齢層では普及率が9割を超えているという状況です。

このような状況から、賃貸・販売共に、「インターネット完備の物件」が増えています。今回はインターネット物件を紹介していきます。



インターネットは、水道・電気・ガスと共に欠かせない重要インフラ


今や「インターネットのない暮らしは考えられない」といっても過言ではありません。電話やメールといった基本的な通信はもちろん、定期券(旅客券)、公共料金の支払い、ショッピング、SNS、ソーシャルゲームほか、ビジネスシーンから日常生活まで、インターネットを使わない日はほとんどないと思われます。そのためインターネットは水道・電気・ガスに続く、「第四のインフラ」とも呼ばれています。

特に若い世代は、「スマホさえあれば何でもできる」という人が少なくないようです。学生ならば、月々の使用料は親任せで使えますが、社会人は自己負担になります。最近は格安スマホなども出ていますが、いわゆる大手キャリアと契約している場合、すべてスマホに頼っていると通信料が高額になりがちです。また同じ学生でも、高校生まではスマホで用が足せたとしても、大学生になるとレポートや課題の提出はもとより、就活のレジュメ作成や面接予約をパソコンでしか行えないケースも増えてきます。学校にも用意されてはいますが、台数が限られていることもあり、特に一人暮らしの大学生は自分のパソコン、通信手段を確保しておくことが必要になるでしょう。



「インターネット物件」の種類と特徴


このところ、入居すればインターネットが使える「インターネット物件」、さらに無料で使用可能な「インターネット無料物件」が注目されています。通常、インターネットを開設する場合、一戸建てでも集合住宅でも、契約したプロバイダの回線引き込み工事を行わなくてはなりません。また、持ち家なら問題ないのですが、賃貸物件だと「工事を禁止している」ところもあるようです。このように開設には回線工事費がかかる(ただし、長期利用すれば工事費は割り引き、または無料になる場合もある)、設定が面倒、毎月の使用料(数千円前後)がかかるということもあり、「それならインターネット物件にしよう」と考える人が多くなっているのでしょう。中には「使用料無料」「使い放題」をうたっている
物件も多いため、インターネット必須の若い世代には人気が高いそうです。

インターネット物件を探すのは、それほど難しいことではありません。というのも、「入居者に人気の設備ランキング2016(週間全国賃貸住宅新聞)」の第1位は「インターネット無料設備」。ですから不動産、賃貸サイトを検索すれば、インターネット付きの物件はたやすく見つかることと思います。

ただ、ひと口に「インターネット設備あり」といっても、建物や物件によって、下記のようにそれぞれ状況には違いがあります。

◎電線からアパートの共有スペースまで回線が引かれているケース
この場合は、賃貸に住む人がプロバイダ契約し、自分の部屋まで回線を引く(引き込み工事を行う)必要があります。基本的にネット使用料は部屋を借りた個人が、プロバイダに支払います。

◎各部屋にLANコンセントが設備されているケース
引き込み工事は必要ありません。提携先の業者に申請するだけでインターネットが利用できます。基本的に使用料は住人が業者に支払います。独自でプロバイダ契約するより低価格で使えるのが特長です。

◎各部屋に設備があり、「インターネット無料」というケース

こちらもすでに回線が引かれているため工事は無用。入居と同時にインターネットが使えます。料金は家賃に含まれている場合が多いようです。ネットを使わない人も家賃は同じになります。

インターネット物件は、大きく分けるとこの3種類が主流のようです。



自分に合ったインターネット物件を選ぶには


インターネット物件は便利ですが、自分のニーズを踏まえて選ぶことが大切です。たとえば、その物件に引かれている回線の速度が遅いため、「動画が快適に見られない」「ゲームが出来ない」「音楽などの大きなデータのダウンロードに時間がかかりすぎる」といった苦情を耳にします。光回線が引かれていれば、おおよそメールやネットサーフィン、ネットショッピングくらいの利用に、それほどの不都合は感じないでしょう。しかし、いわゆる「ヘヴィユーザー」といわれる、ネット中心の生活をしている人には、物件の回線が必ずしも快適なインターネット環境とはいえない場合も少なくありません。

ですから、「自分がどの程度インターネットを利用するのか」「どのように使いたいのか」をチェックし、「候補に上がっている物件の回線は、自分のニーズに十分応えてくれるのか」を調べることが大切です。

インターネットも快適に使える部屋で、新たな生活を送ってくださいね。








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