早いもので、2020年も12月を残すのみとなりました。今年は年始から「新型コロナウイルス」が世界で流行。ウイルス感染・拡散予防から人々の行動が制限され、予定されていた東京オリンピックは中止。未だに世界各地で猛威をふるっているため、賑やかなイベントは縮小・中止を余儀なくされるとのことで、例年とは異なり、静かな年末年始になりそうです。

とはいえ、新たな年を迎えるにあたり「大掃除」は欠かせません。中には「ステイホーム」期間が多かったせいで、「普段からまめに掃除をしていたから」という人もいるようですが、新型コロナで疲弊した2020年の生活や心身を、大掃除で清々しくリセットするのはいかがでしょう。

ただ、このようなご時世ですから「大掃除は面倒くさい」「気分が乗らない」という人もいるかと思います。そこで、考えてみたいのが「お掃除（家事）代行」です。これは「ハウスクリーニング」とも呼ばれ、家や部屋単位のお掃除はもちろん、エアコンや浴槽など、ピンポイントでの清掃も行っています。

また最近は、一般家庭向けのウイルス対策の除菌・消毒サービスもあり、利用する人も増えているといいます。

ライフスタイルの急変で、注目されている「お掃除代行（家事代行）サービス」

大掃除の始まりは平安時代、宮中の年中行事にあるといわれています。当時の宮中では、新しい年の安寧と五穀豊穣を願い、歳神を迎えるにあたり、家の内外を清めるために「煤払い」を行っていました。これが庶民の間に広まり、掃除という習慣が根づき、現代に至っているのだそうです。ただ、大掃除の季節は年末年始で冬。現代人は忙しい時期であり、寒いため動くのも億劫になりがち。そんな中、大がかりな掃除はしんどいと感じても無理はありません。そのため、近年は夏から秋にかけ、前倒しで大掃除をする人も多いといいます。

今年は新型コロナウイルスの流行で、人々のライフスタイルもかなり変わりました。「マスクの着用」「手洗い・消毒」「三密（密閉、密集、密接）を避ける」を守るのはもとより、外出規制、リモートワークなど、今まで考えたこともなかった日常によって、ストレスも溜まってしまったことでしょう。そこに来て「大掃除」では、ちょっとキツイなという場合、おすすめなのは「お掃除（家事）代行業者」への依頼。単身者、一戸建て、部屋単位ほか、利用者の環境や条件に応じて、様ざまなコースを提供しているので、自分に合ったサービスを利用することができます。

「お掃除（家事）代行サービス」のメリット

「お掃除（家事）代行業者」に清掃を依頼すると、いろいろなメリットが得られます。主なものは下記の通りです。

・家事負担が軽減される：大掃除はもちろん、日頃の家事に関する精神的・肉体的な負担やストレスが軽減される。
・部屋や家が清潔で快適になる：プロが作業するので、普段は掃除しにくい場所など、隅々まできれいに清掃してもらえる。家具があっても心配なく、「一軒まるごとパック」など、サービスも多彩
・仕事効率が高まる：部屋がきれいになることで、リモートワークなど、自宅での仕事が快適になる。
・自分の時間が増える：掃除する手間がなくなり、自分の時間を確保できるため、忙しい年末年始にもゆとりが生まれる
・単身者でもサービスが利用できる：お掃除（家事）代行には、「一戸建て、家単位」というイメージもあるが、単身者向け、部屋単位での依頼も可能。自分の住環境に応じたサービスを受けられる。

さらに最近は、清掃に加え、「除菌・消毒サービス」を行う専門業者もあり、利用者も増えているようです。

「除菌・消毒サービス」を利用して、感染リスクを回避

今まで清掃業者の「除菌・消毒サービス」といえば、オフィス（ビル）、商業施設をはじめ、学校や塾、保育・介護施設で行われていました。しかし、新型コロナウイルスが広がる中、一般家庭でも利用可能なサービスが提供されています。たとえば、ある業者の場合、安全性の高い次亜塩素酸水、安定化二酸化塩素を用いた、一般家庭向けの除菌・消毒サービスを行っており、半日程度（ただし、広さや除菌箇所の多さによって異なる）で作業してもらえます。料金は1LDK／2DKの共同住宅で35000円程度、同じく一戸建ては40000円程度から。見積もりは無料という業者も少なくないので、まず相談してみるのもおすすめです。専門業者によって使用する機器や洗剤、消毒薬なども異なりますから、いくつかのサービスをピックアップ。それぞれの内容を確認した上で依頼するといいでしょう。

なお、家庭向けのサービスの多くは、「ウイルスのリスクを軽減」するのが目的とされています。ウイルスや菌の除去、感染症予防を保証するものではありません。ですから、油断は禁物だといえます。除菌・消毒サービスを施したことは、毎日の感染予防を心がけることで、さらに生きてくるでしょう。