コロナウイルス予防と新居探し その2



「新年度・新学期を迎えるにあたり、新居探しや引っ越しをしなくてはならない。でも、新型コロナウイルスの流行で、外出に不安を感じる」というケースは少なくないと思われます。そこで前回は、新型コロナウイルスについての基本情報、生活面での予防対策として、食事の面から免疫力を上げる方法を集めてみました。

続く今回は、新居探しの方法を含め、外出時に必要な予防策やアイディア、対ウイルス用グッズなどをご紹介します。



インターネットで部屋探しする際の注意点


部屋探し(家探し)、引越しといえば、かつては「直接、不動産会社へ行く」「情報誌で見つける」などがメインでしたが、近年は、インターネットを利用するケースが少なくありません。賃貸サイトには、日本全国、大量の物件が掲載されているため、まずいくつかの物件に目星をつけ、現場を見学・内覧するスタイルが一般的になりつつあるようです。ただ、外出しにくい状況下にありますから、賃貸サイトでより物件を絞り込んでおくのがおすすめだといえるでしょう。

インターネットで検索をかけると、中堅から大手まで、たくさんの賃貸サイトがヒットします。物件数の多さでは、やはり大手にかないませんが、中堅、地域密着型のサイトには、「大手には載らない掘り出し物情報」もあります。場所(最寄り駅、周辺環境など)や間取り(部屋数・面積ほか)、家賃といった基本条件がはっきりしているのであれば、レア物件に狙いを絞るのもいいでしょう。

賃貸サイトには、物件の紹介、写真やコピーほか、様ざまな情報が詰まっています。近くにある商業施設、レストラン、公園といった周辺環境を紹介するサイトも多く、盛りだくさんな内容に目移りしてしまうことも。良いことばかりの掲載内容を鵜呑みにして、物件選びに失敗したという話も耳にします。そこで、賃貸サイトを閲覧する場合、気をつけたい点を列挙してみました。

・最低限の情報はチェック:家賃と間取り(面積)、場所(住環境など)は必ず調べておく。近年は地震をはじめ、災害が多いため築年数も確認しておくのがおすすめ。たとえば、「耐震性」の場合、1981年の改正後の新建築基準法を満たした住宅なら、建物の崩壊は防げるとされている。

・物件写真の数と内容:以下のようなサイトには、物件に「見せたくない・知らせたくない」部分があると考えられる。
◇賃貸サイトの写真数が少ないと感じる(ただし、工事中の新築物件、まだ入居者がいるなど、仕方ないケースもある)。
◇複数の写真を掲載しているが、似たようなアングルが多い。また、外観写真しかない。
◇広角レンズを使った撮影、写真を修整するなどして、部屋を広く見せている。
◇外観に一階部分が写っていない写真は、店舗を隠しているケースがある。
◇アップだけ、引きだけなど、極端な構図の写真が多い。

特に気をつけたいのは、「釣り物件(おとり物件とも)」といわれる広告でしょう。たとえば、外観と部屋の写真程度で、賃貸が破格の物件が出ていたとします。それを見に行ったところ、トイレが和式であることが判明。すると業者が他の物件を案内するというものです。他にはすでに入居者が決まっている、実際には募集していない物件が掲載され、同じく問い合わせると他の物件をすすめられるケースもあります。

ただ、近年は首都圏や大都市圏を中心に、釣り物件の規制が強化されているため、被害は減少傾向にあるようです。



不動産会社に行く、見学・内覧の時は予防対策を忘れずに


一度決めたら、自分の生活基盤になるわけですから、賃貸契約をインターネットの情報だけで結ぶのはおすすめできないといえます。しかし、新型コロナウイルスの影響で、物件の見学・内覧に不安があるのは否めません。そこで、外出に用意したい予防グッズや生活に役立つ機器をご紹介します。おさらいになる部分もあると思いますが、「備えあれば患いなし」。見学をより安全なものとするため、ご検討ください。

・マスクを着用する
医師や専門家によっては「効果が期待できない」という声もありますが、風邪や花粉症などから身体を守るためにはマスクの着用がおすすめです。たとえば、風邪をもらってしまうと免疫力が低下し、もしコロナウイルスに感染した場合、重症化が懸念されます。可能であれば、防護機能が高いN95規格(NIOSH(米国労働安全衛生研究所)をクリアしたマスクをつけると、より効能が期待できます。
マスクが手に入りにくい場合、手作りをすることもできます。作り方は手芸サイト、動画サイトYouTubeなどにアップされていますから参考にしてください。

「手縫い」でできる!立体マスクの作り方(オカダヤ)

・水分補給と乾燥予防
乾燥すると喉の粘膜の働きが低下。ウイルスを排出する力も下がってしまいます。これに対応するには、こまめな水分補給が必要です。外出時にも飲み物を持参するようにするといいでしょう。また、家にいる時も乾燥を防ぐために、部屋の湿度をキープ(50~60%が理想)にしておくのがおすすめです。

・加湿器や空気清浄機を利用する
部屋に加湿器や空気清浄機を置くことで、既存の感染症予防が期待できます。病気にかかりにくい生活を送ることは、新型コロナウイルス感染のリスクの抑制が可能になるといえるでしょう。

・アルコール消毒・手袋の着用
すでに習慣になっているかと思われますが、アルコール消毒を欠かさないことです。外出時には、どうしても不特定多数の人が接触する手すり、自動販売機に触れる機会も増えます。可能であれば、小分けにして持ち歩き、こまめに消毒すると効果が期待できます。また除菌用ウエットティッシュ、使い捨てニトリル手袋をつけることも、新型コロナウイルスの予防に役立つといえるでしょう。

不安な状況は続きそうですが、良い物件を見つけ、予防しながら安全な契約ができることを願っています。






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