コロナウイルス予防と新居探し



入試終わる2~3月は、新卒や転勤を含めて、引っ越しの多い季節です。ただ、今年は新型コロナウイルスの影響で、家探しがしにくいという声を耳にします。というのも、政府は全国すべての学校について臨時休校させる方針を示し、コンサートやスポーツ、展示会といったイベントに対しても中止・延期を要請しているからです。感染者が増加している北海道では、政府からの要請に先がけて、道内の全公立小中学校を3月4日まで臨時休校。さらに「緊急事態宣言」を発表し、3月19日までの3週間、道民に外出を控えるよう、異例の呼びかけを行っています。

とはいえ、新年度・新学期までに家を決め、引っ越しを済ませなければ、新生活が不便になることは間違いないでしょう。そこで、今回は新型コロナウイルスについて、予防法など情報を調べてみました。



「新型コロナウイルス」の基本情報


「新型コロナウイルス」は、2019年(令和元年)12月、中華人民共和国湖北省武漢市で発生が確認されました。「コロナウイルス」とは、人や動物に対して感染症を引き起こすもので、これまで6種類(人に蔓延している風邪のウイルス4種類、動物から感染する重症肺炎ウイルス2種類)が知られています。風邪の10~15%(流行期35%。冬季に流行のピークが訪れる)は、人に感染する4種のコロナウイルスが原因。多くの感染者は軽症で済みますが、高熱を引き起こすケースもあります。ただし、2003年(平成15年)、中国で流行した「サーズ(SARS-CoV・重症急性呼吸器症候群コロナウイルス。コウモリのコロナウイルスがヒトに感染し、重症肺炎を引き起こすようになったと考えられている)」、中東地域で発生している「マーズ(MERS-CoV・中東呼吸器症候群コロナウイルス。ヒトコブラクダに風邪症状を引き起こすウイルス)」だが、人に感染すると重症化しやすいものも存在します。

今回、世界的な問題になっている「新型コロナウイルス(COVID-19)」に感染、発症すると、まず発熱やせきの症状が現われるとみられています。他には筋肉痛や頭痛、さらに息苦しさや呼吸困難、息切れなど呼吸器系の症状が出るそうです。さらに重症化すると肺炎を引き起こし、また腎臓機能の低下によって死に至ることもあります。世界保健機関(WHO)によると、感染から症状が現われるまでの潜伏期間は、最長で14日間。しかし、最も短くて1日、一部の研究者によると長くて24日間続く可能性もあるとされています。

感染経路は、患者のせきやくしゃみによる飛沫感染、周囲に付着したウイルスに触れたことによる接触感染ではないかと考えられ、何も症状の出ない潜伏期間中も感染する可能性が高い点が特徴です。なお、中国の専門家によると、武漢市内にある「武漢華南海鮮卸売市場」で、食用として売られていたアナグマやタケネズミといった野生動物が感染源ではないかとも伝えられています。

現時点(2月29日)で、有効なワクチン、特定の治療法は見つかっていません。罹患したら安静にして、体力の回復を待ち、症状を和らげていく対症療法が中心です。そのため、新型コロナウイルスに感染しないようにするには、効果的な「予防対策」をすることが大切だといえます。



予防対策は、まず免疫力を高めることから


例年、冬になると「インフルエンザ」の流行が懸念されます。今年は新型コロナウイルスの影響で影が薄くなっているようですが、こちらも普通の風邪とは異なり、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感といった症状が比較的急速に現れ、高齢者や免疫力の低下している人の場合、重症化すると二次性の肺炎を伴うケースもあるので注意が必要です。

インフルエンザ流行時には、「免疫力を高める食べ物」が話題になります。新型コロナウイルスも、免疫力低下が重症化を招いているといわれていることから、インフルエンザ感染予防同様、普段の生活に栄養バランスのよい食事を採り入れることはおすすめだといえるでしょう。感染症予防に役立つ主な食品には、次のようなものがあります。

・かぼちゃ:昔から「冬至に食べると風邪をひかない」といわれるように、かぼちゃには体内で必要な量だけビタミンAに変換される「β-カロテン」が含まれています。これは強い抗酸化作用を持ち、粘膜を保護してウイルスから身体を守ってくれます。他には、にんじん、モロヘイヤ、ほうれんそう(ゆで)などにも含まれます。

・納豆:健康食品の代名詞ともいえる発酵食品で、食物繊維と善玉菌を助ける納豆菌が含まれており、腸内環境を整えてくれます。なお、腸内環境を整えることは免疫力アップにつながります。少量でも効果があるため、できれば毎日摂りたい食材だといえるでしょう。

・ブロッコリー:抗酸化作用だけなく、免疫の要である白血球の働きをサポートするビタミンC、抗酸化作用の高いビタミンEやβ‐カロテンも豊富に含む食材。ただし、茹でると栄養素が失われてしまうため、蒸したり、電子レンジで調理するのがおすすめです。なお、茎にもビタミンCが含まれているので、こちらも食べるようにするといいでしょう。

・小松菜:β-カロテン、ビタミンC、ビタミンEに加え、鉄やカルシウムなど栄養素が豊富に含まれた冬の万能野菜。炒め物や和え物、おひたしなど、調理法もいろいろあるので、積極的に摂りたい野菜だといえます。

いくつかの食材をピックアップしましたが、レンコンやジャガイモ、ごぼうといった「根菜」全般も免疫力と抵抗力を高めるには適しています。また、ニンニクやタマネギ、長ネギに多く含まれる硫化アリルは、一部が体内でアリシンという成分に変化。免疫力を高める効果があるので、感染症予防には欠かせない野菜です。

※参考サイト

国立感染症研究所
厚生労働省






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