ちょっとしたアイディアや工夫で梅雨を快適に過ごすには





今年は10日間と長いGWでしたが、それが明けると、そろそろ今年も梅雨の声が聞こえてきます。雨が多いのはもちろん、高温多湿の日が続くため、仕事や生活に支障が出てきます。また、急に気温が下がる日もあり、体調を崩すことも考えられます。さらに食品が傷みやすくなるので、食中毒などにも注意が必要です。


そこで梅雨を快適に過ごせるように、効果的な方法を調べてみました。



梅雨の基礎知識と今夏の気象予報



梅雨とは、春から夏に移る時期、雨が多くなり、日照時間が少なくなる季節現象です。夏至(6月22日頃)を中心に前後20日ほどの間で、日本(北海道を除く)の他には、中国、朝鮮半島の一部でみられます。梅雨入りの時期は、一番早い沖縄で平年5月 9日頃、一番遅い東北北部が平年6月14日頃。梅雨明けも沖縄がトップで例年6月23日頃、ラストも東北で例年7月28日頃となっています。


4月末に出た気象庁の「3か月予報(5月~7月)」によると、向こう3ヶ月は地球温暖化の影響等により、全球で大気全体の温度が高くなるとのことです。沖縄・奄美では、暖かい空気に覆われやすく、気温は平年並か高め。前線や湿った空気の影響を受けやすく、降水量も平年並か多いとの予報です。
一方、北・東・西日本の平均気温は、ほぼ平年並の見込み。降水量もほぼ平年並ですが、6月は前線の影響を受けにくく、平年並か少ないようです。ただ、7月は前線の影響を受けやすいので、平年並か多くなるとなっています。



梅雨時に不快になる大きな原因は「湿度」



雨だけでも鬱陶しいのに、梅雨時にさらに気分が滅入ってしまう原因のひとつは「湿度」です。湿度が高くなると「不快指数」も大幅アップ。不快指数とは、気温・湿度の関係式から求められる指数のことで、人が感じる不快感の目安となります(ただし、風速が含まれていないので、体感とは一致しないこともあり)。不快指数は次の計算式から求められ、指数の目安は次のように分けられます。


不快指数=0.81×気温+0.01×湿度×(0.99×気温-14.3)+46.3


・不快指数と体感の目安
~55:寒い
55~59:肌寒い
60~64:何も感じない
65~69:快い
70~74:とても快適
75~79:やや暑い
80~84:暑くて汗が出る
85~:暑くてたまらない


日本の夏は高温多湿。たとえば、東京の2018年夏季データを見ると、月間平均湿度は6月/80%、7月/77%、8月/77%、9月/86 %となっています。湿度が上がれば不快指数も高くなるわけですから、梅雨に不快感がアップするのは当たり前だといえるでしょう。



梅雨に起こり得るトラブルを解消するアイディア



梅雨に起こりうる不快な現象やトラブルを具体的に見ていくことにしましょう。


〇梅雨時の主な不快現象やトラブル
・家(部屋)全体が湿っぽい
・洗濯物が乾きにくく、嫌なニオイが発生する
・布団が湿ってしまう
・食べ物が傷みやすい
・いろいろな場所にカビが生える


・家(部屋)全体が湿っぽい
先に説明したように、不快指数は湿度によって上がります。ただ、温度計はあるものの、湿度計を置いている家は少ないとのこと。湿度計で常時湿度をチェックしておけば、たとえば湿度60%を超えたらカビに注意など、対策も立てやすくなります。
基本的に湿度の上昇を防ぐには、換気扇を回して、室内の空気を循環させておくことです。ただ、締め切った部屋で換気扇を回しても効果は少ないので注意が必要。換気扇を回し、できるだけ遠い窓を少し開けるとよいそうです。また、除湿器やエアコンの除湿機能を使い、扇風機で空気の流れをつくって除湿する方法もあります。


・洗濯物が乾きにくく、嫌なニオイが発生する
梅雨の季節は部屋干しになりがち。また、洗濯物の乾燥に時間がかかるために汚れが酸化し、雑菌も繁殖しやすいため、洗濯物や部屋に嫌なニオイが発生します。洗濯機に乾燥機が付いていない場合、洗濯物同士の間隔を空けて風通しを良くする、エアコンの風を利用して洗濯物を乾かすハンガーを利用するなどの工夫で、生乾き臭を予防することができます。


・布団が湿ってしまう
もともと人は就寝中、コップ2杯分の汗をかくといわれています。これに梅雨の湿気が加わると、布団はかなり湿っぽくなってしまいます。湿った布団は、ダニやノミが繁殖しやすく、健康にも悪影響がでます。ですから、晴れた日は可能な限り布団を干すようにしましょう。なかなか干せない場合、布団乾燥機がないときは、コインランドリーの利用がおすすめ。布団といっしょに洗濯物も乾燥すれば一石二鳥です。


・食べ物が傷みやすい
梅雨時は食中毒も気になります。食べ物自体が傷みやすいのはもちろん、料理に使用する道具から雑菌が混入するので注意が必要です。たとえば、食材がつきにくく、乾きも早いフッ素コーティングの包丁、抗菌まな板を使うなど、キッチングッズにも気をつけるといいでしょう。


・いろいろな場所にカビが生える
梅雨時に生じやすくなるカビを予防するには、まず湿度を避けることです。特にカビが生じやすい洗面所や浴室は、換気を行い、空気を循環させることが大切です。「入浴後はシャワーで浴室の壁、石鹸コーナー、浴槽などを流し、カビの栄養になる湯あかや石鹸カスなどを残さない」「冷水シャワーで浴室の温度を下げる」ことも忘れずに。なお、家のリフォームを考えている、家屋購入、引っ越しを考えているなら、「浴室乾燥機」を付ける、付いている物件を選ぶのもいいでしょう。


梅雨を快適に過ごす簡単な方法としては、室内にアロマを用いるのもおすすめ。「ローズマリー」「ラベンダー」「ペパーミント」「ティーツリー」といった香りをスプレーするだけで、梅雨時をすっきり気持ちよく過ごすことができます。







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