10連休のGW、お出かけ前の防犯対策は忘れずに





2019年のGW(ゴールデンウィーク)は、新天皇の即位に伴い、今年に限って5月1日が祝日。祝日法により、「昭和の日(4月29日)」との間で挟まれる4月30日と「憲法記念日(5月3日)」との間の5月2日が休日となるので、長い人では、最長10日の休みがとれることになります。そのため、すでに海外旅行や長期旅行の計画を立てている人も多いようです。


また、これだけ休みが多いのですから、旅行に行かなくても、遠く離れた故郷へ帰省をしなくても、一般的に外出の機会は増えるであろうと考えられます。そこで気をつけたいのが 空き巣や忍び込みなどの盗難犯罪です。家を留守にする機会が多くなれば、彼らはそれに乗じ、侵入のチャンスを狙っています。盗難犯罪から身を守るためには、外出時だけではなく、日頃から対策しておく必要があるといえます。


今回は長期GWを見越して、空き巣や窃盗犯の手口について調べてみました。



盗難犯罪は綿密な計画を立て、行われている



空き巣や忍び込みをする窃盗犯は、目の前に留守の家があったとしても、すぐに犯行に走るわけではありません。というのは、計画もなく飛び込めば、足のつく可能性が高いからです。彼らは用意周到、行動を起こす前から、綿密に計画を立てています。そのために、まず入念な「下見」を行います。これは街中、住宅街や集合住宅付近を歩き回り、目ぼしいところをピックアップする作業です。とはいえ、一軒に絞ろうとしているのではありません。周囲の状況や家族構成などを調べて、「入りやすい条件」に当てはまる家や部屋をいくつか選択、その中からターゲットを決めるのです。


空き巣や窃盗犯に狙われやすいのは、主に次のような家、部屋だといわれています。
・昼夜にかかわらず、家族全員が留守の時間が長い
・それなりに金品を持っている、家に置いている可能性がある
・長期旅行。また、出張の回数が多い
・帰宅時間差が遅い(特に単身者の場合)
・高齢者が一人で住んでいる
・建物の周りや庭に植木などが多く、外からの目隠しになっている
・集合住宅の角部屋や1階
・管理人がいない(いても毎日ではない)
・周囲に塀や樹木といった、足場になるものが多い
・繁華街が近く、見つかっても犯人が逃げ込みやすい


もし、気になる項目があれば、盗難対策を考えたほうがいいかもしれません。



盗難犯の手口を知って、犯罪を未然に防ぐ



窃盗団は下見をする際、狙いをつけた家や部屋の表札や壁、電気やガスのメーターに「符牒(合図のための隠語。仲間うちだけに通用する合い言葉など)」を残していることが多いといいます。このような場所で、意味不明な記号、英字や数字を見つけたら要注意。書かれている文字は「居住者の性別年齢」「家族構成」「不在時間」などを意味しています。ただ、訪問販売員などもマーキングを行うことがあるため、不可解な文字を見つけたら、警察などに相談することをおすすめします。


時代劇や探偵ドラマなどを見ていると、 空き巣や窃盗団は夜や家人のいない時に活動しているように思えます。しかし、彼らはが盗みに入る時間帯は、深夜だけとは限りません。白昼堂々、家屋に忍び込む連中もいるのです。また、「今年のGWは10連休のようだけど、自分は長期の旅行なんて行かないし……」「出かけても、日帰り程度だから大丈夫」と考えてはいませんか? 住んでいる人が長く家を空けなくても、 空き巣や窃盗団は下見の末、選んだ家を確実に狙います。


というのも、空き巣が家屋や部屋に侵入するまでの時間はわずか数分。物色にかかる時間も5分以内で、犯行は5~15分以内がほとんど。「近くに買い物へ行っている間に空き巣に入られた」、中には驚くことに「自宅に居たにもかかわらず、空き巣に入られたことに気がつかなかった」という被害者も少なくありません。


では、どのように侵入するかというと、「ピッキング、サムターン回しなどを使って、ドアから入る」「ガラスを割る」「ドアを無理やり破壊する」といった方法が多いようです。侵入場所は窓が一番で、続いて玄関、勝手口となっています。またマンションやアパートといった集合住宅の場合は、ベランダ、玄関から侵入しています。


玄関から盗みに入るなんて、まさかと思うかもしれませんが、犯行にかかる時間はおおよそ15分。近所の人が気づく頃には、盗品を持って、とっくに行方をくらましているのです。



遠出の予定があるときは、早めの自分防犯対策を



このように空き巣や窃盗犯の手口は、年々巧妙になっています。また、「アポ電強盗」のような凶悪犯罪も増えていますから、日頃から防犯について考えておくことが必要です。今年のGWは、長期連休になるため、空き巣や窃盗が増加する可能性は多々あるといえます。


「自分だけは大丈夫」と考えないで、普段から「家の近くを知らない人間がうろついていないか」「家に死角はないか」のチェックを怠らず、ホームセンター、通販などで買える簡単なホームセキュリティ機器、防犯グッズを用意しておくといいでしょう。









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