家探しに加えたい「空き家バンク」情報のメリット





賃貸・購入にかかわらず、家探しをするときには、住宅情報誌をはじめ、不動産会社HP、賃貸サイトほか、様ざまな情報を収集するかと思います。その中で、最近、利用者が増えているのが「空き家バンク」です。


「空き家バンク」とは、地方自治体(市区町村)が中心となって、空き家(居住者のいない家)の情報をインターネットで公開し、利用希望者に紹介するシステム。「通常の物件に比較すると、家賃や購入価格が安い」といったメリットもあるので、今回は「空き家バンク」について調べてみましょう。



国内の空き家情報がわかる全国共通「空き家バンク」



進学、就職、転勤における引っ越し、マイホーム購入の際、大変なのは物件探し。立地や環境、治安などの条件はもちろん、やはりいちばん気になるのは、家賃や家購入価格でしょう。物件を探すには、一般的に住宅情報誌と関連サイト、不動産会社のホームページ、賃貸物件サイトなどを利用するかと思いますが、近年は物件を探す新たなシステムとして、「空き家バンク」が注目されています。


これは、市区町村といった地方自治体が中心となって運営し、住む人のいない、いわゆる「空き家」情報をインターネットで公開、利用希望者に紹介するもので、地方移住をはじめ、観光・イベント施設や民泊施設として、また地域振興などにも利用されています。


さらに2015年(平成27年)に「空き家対策特別措置法(空家等対策の推進に関する特別措置法)」が施行され、2017年(平成29年)には、運営を委託された民間不動産サービスの「LIFULL」「アットホーム」の2社により、全国共通の空き家情報サイトがスタート。市区町村単位ではなく、全国の情報がまとめられ、表示形式や掲載項目なども統一されているため、より家探しがしやすくなっています。



「空き家バンク」のメリット~思わぬ好物件に出会える可能性?



「空き家バンク」には様ざまなメリットがあり、思わぬ物件を見つけることもできます。それをまとめてみました。


・物件の家賃や価格が安い
主に自治体が運営する空き家バンクでは、特に地方の場合、家賃や購入価格の安い物件を見つけることが可能です。また、空き家の持ち主が登録しているため、一般的な住宅情報誌、賃貸サイトなどには掲載されない目玉物件情報も期待できます。
・初期費用の負担が少ない
不動産会社が絡まないケースもあり、また営利目的ではないため、通常より仲介手数料といった初期費用の負担が少なくなります。また、空き家バンクと連動した各種補助金制度を用意している自治体もあるため、特に移住を考えている人には最適です。
・家具付きの家も多く、すぐに生活できる
前の住人が家具や家電を置いていった物件の場合、そのまま利用すれば、すぐに生活を始められます。
・予算より良い物件を見つけることができる
空き家バンクには、戸建ての物件も少なくありません。その中には、新築で予算を組んでいた物件より部屋も敷地も広く、さらに駐車場のついている建物もあります。また賃貸においても、予算以上の部屋を見つけることも可能です。



空き家バンクの利用で注意しておきたいこと



メリットの多い空き家バンクですが、以下のような点には注意が必要。しっかりとチェックするようにしましょう。


・物件の築年数をチェック
基本的に、空き家バンクの物件は家賃や価格が低目ですが、築年数を経た家が少なくありません。物件自体は安く買えても(借りられても)、住むにはリフォームが必要となり、結局お金がかかってしまったということのないようにしましょう。
・不動産のプロからアドバイスを得にくい
地方自治体が運営を行っているため、不動産会社、賃貸専門業者ほか、プロの見解やアドバイスは得にくいといえます。仲介や契約など、所有者と直接交渉しなくてはならない場合、それがトラブルにつながることもあるようです。
・物件によっては、詳細情報がつかみにくい
住宅専門誌や専門サイトに比較すると、空き家バンクの中には、知りたい情報が少ないケースもあります。また、「複雑な理由」で登録されている事もあるので、購入・入居を考えるなら、前の居住者や周辺の環境、登録(空き家になった)理由(どうして転居したのかなど)を詳しく調べておくことをおすすめします。可能であれば現地へ行って、物件を見学するようにしたほうがいいでしょう。



特にUターン、Iターン、テレワークを考える人におすすめ



「空き家バンク」を利用する場合、物件自体の価格や家賃、補助金の面で、どちらかというと地方のほうにメリットがあるといえます。そのため「Uターン」「Iターン」を考えている人には最適といえ、積極的に活用することをおすすめします。
また「テレワーク(インターネットなどの情報・通信機器を使い、自宅やサテライトオフィスで仕事をする雇用形態)」で働く人は通勤負担がなく、立地面でも融通がきくので、空き家バンクを使えば、もっと購入費用や家賃の手頃なエリアに住むことができます。








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