エアコンなしでも「酷暑」「猛暑」を克服・少しでも快適に過ごすためのノウハウ





今年の日本は、例年にない猛暑に見舞われています。去る7月23日には、国内4地点で40度以上となり、埼玉県熊谷市では観測史上最高を更新する41・1度を記録しました。

「熱中症」で搬送される人も増加している中、気象庁はエアコンや扇風機などの使用を呼びかけています。



この暑さを凌ぐ方法として、確かにエアコンは効果的だといえます。ただ、使い過ぎることによって、逆に体調不良を起こすこともあるようです。


そこで今回は、エアコンだけでなく、様ざまな工夫で猛暑を回避する方法を考えていきましょう。



エアコンのかけ過ぎが体調を崩す原因



夏のエアコンはとても快適です。
これだけ暑くなると、「エアコンなしでは生活できない」という人も多いでしょうし、「熱中症」防止のために、気象庁をはじめ、国の各機関もエアコンの使用をすすめています。


とはいえ、文明の利器も使い過ぎると害をなすケースがあります。それが「冷房病」です。
「クーラー病」「エアコン病」ともいわれる「冷房病」とは、自律神経のバランスが崩れることで起こる、「足腰の冷え」「倦怠」「肩こり」「頭痛」「食欲不振」「下痢」「不眠」などの症状を指します。
自律神経は免疫力、ホルモンの働きにも影響するため、女性の場合、生理不順や重い生理痛の症状が出ることもあるそうです。


もともと人間の身体は、夏は毛細血管を広げ、熱を体外に逃がしやすくし、また汗をかいて体温を下げようとします。
つまり「夏型の体質」になります。逆に、冬場は熱を体内に溜めようと血管を収縮し、逃がしにくい「冬の体質」に変わるのです。


そのため、熱を逃がしやすい「夏の体質」のままで冷房の効いた場所にいると、身体が冷え過ぎてしまい、外出先との激しい温度差も手伝って、自律神経のバランスが崩れます。自律神経は体温調節や発汗などをコントロールしていますから、これが乱れると冷えに対する抵抗力が弱まり、様ざまな症状の原因となるのです。


夏場に体調を崩した場合、「暑さによる体力消耗」のせいだと考えがちですが、このように猛暑対策アイテムのエアコンが引き金になることもあります。
それを回避するには、エアコンと上手に付き合い、他の冷房機器の使用、生活改善を心がけることが大切です。




冷やし過ぎに注意し、エアコンを使う



夏のエアコン温度は、一般的に25~28℃程度に設定するのが良いといわれています。
外気温マイナス3~4℃が目安で、もちろん、寒く感じるような温度は厳禁。
というのも、外との気温差が大きいと、外出時、身体へのストレスが強くなるからです。
また、いくら暑いからといって、冷風に直接当たると体温が急速に奪われてしまいます。風向きを含め、適切な設定をするようにしましょう。


近年は熱帯夜が続き、就寝時もエアコンを使う人が少なくありません。その一方で、「身体が冷えすぎないか心配?」との声もあるようです。
最近は「猛暑」というより「酷暑」であるため、「一晩中つけっぱなしでも問題ない」という識者もいます。
またタイマーを用いて、室内が適度に冷えたら、エアコンが切れるようにしておく方法も用いられています。


ただし、室温が下がりすぎると血管が収縮し、眠れないこともあるため、夏用の寝衣とタオルケット程度で寝る場合、26℃~28℃ぐらいの温度が快眠につながります。


また、睡眠時のエアコン利用は温度だけではなく、湿度をコントロールするのもおすすめです。
日本の夏は気温に加え、梅雨から夏にかけて、湿度もかなり高くなります。時には80%になることもあり、汗が乾きにくく、体温調整にも影響が出ます。
これを回避するには、エアコンの除湿機能を使い、湿度を50%程度に下げることです。外が30℃くらいであれば、除湿だけでも快適になります。
過度の使用で、冷房病にならないためにも、エアコンの機能を上手に使うことが大切です。




エアコンを使っても「冷房病」にならないように生活習慣もチェック



暑さに負けない身体作りや生活習慣を守ることも、熱中症や冷房病の防止につながります。
まず、当たり前ですがストレスをためないこと。ストレスがたまると自律神経の働きが悪くなり、冷房病にもかかりやすくなります。
また、夏はシャワーで済ますケースが多くなりがちですが、身体の汚れが十分取れなかったり、温熱効果も低いので入浴がおすすめ。
温めのお湯にゆっくりつかると血流がよくなり、疲労回復効果も期待できます。


エアコン使用時は、食事にも注意が必要です。冷えた室内でざるそばや冷やし中華といった冷たいものを食べると、体の内側(胃腸)を冷やし、食欲不振などで体調を崩すことになりかねません。
ですから、ショウガ、ネギ、ニンニク、タマネギ、トウガラシやコショウなどの香辛料といった体を温める食べ物や飲み物、ハーブなどの香草を摂ることも、熱中症、冷房病から身を守ってくれます。






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