大掃除するなら夏がいい?





早いもので今年も折り返し地点。
梅雨明けと同時に暑い季節がやってきます。
レジャーの計画を立てている人も多いでしょうが、近年、「夏に大掃除」をする人が増えているといいます。
「わざわざ暑い中、面倒な掃除をするなんて……?」と思われるかもしれません。
しかし、「夏に大掃除しておくと、冬の大掃除が楽になる」という声も少なくないのです。


そこで今回は、夏の大掃除について調べてみました。



何かと大変、寒い冬に大掃除が行われている理由



冷たい水で拭き掃除をしながら、「どうして大掃除は年末、冬なのだろう」と考えたことはありませんか。
年末は何かと忙しいのに加え、寒さも手伝って、大がかりな掃除はしんどい。「もっと他の時期にやった方が合理的」だという方も多いと思われます。


大掃除が年末に行われるようになったルーツのひとつは、宮中の年中行事にあるといわれています。
平安時代、宮中では新しい年の安寧と五穀豊穣を願い、歳神を迎えるにあたり、家の内外を清めるために「煤払い」をしていました。
この頃から、庶民の間にも掃除という習慣が根づき、室町時代になると職業としての「箒売り」が登場。日常的に掃除を行っていたことがわかります。


江戸時代になると、今につながる「煤払い」が始まります。
宮中同様、その年の汚れを払い、歳神を迎える準備として行われ、やがて年間行事のひとつとなっていきました。
江戸城(江戸幕府)では12月13日が「煤払いの日」と定められ、これにならい、商家や民家でも同じ日に家族総出で煤払いを行なったそうです。


今のように「家をきれいにしてお正月を迎える」のが目的の大掃除とは異なり、当時の煤払いは「神様をお迎えする」という信仰的な意味合いの強い行事でした。
そのため、年末に行う必要があったわけです。
そのため、「家を片づける」「単に大がかりな掃除をする」のであれば、それほど時期にこだわることはないともいえます。




これだけある。「夏の大掃除」のメリット



とはいえ、「近年は猛暑日もあって暑いし、大変なのは冬と変わらないのでは?」と考える人もいるでしょう。
しかし、「夏にしておいた方が楽な掃除」は結構あるのです。主なメリットを見てみましょう。


・換気に適している
ほこりが舞うことも多い大掃除には、換気が必要。
しかし、風邪の冷たい冬場に窓を開放するのは辛いものです。
夏場なら、そのような心配はありません。


・快適に水仕事ができる
冬場は水が冷たいため、台所やお風呂場といった水周り、網戸の掃除が大変。
夏季は水も温いので、快適な水仕事ができます。


・しつこい油汚れが落としやすい
換気扇やレンジ、コンロ周りの油は、冬だと固まってなかなか取れません。
気温の高い夏なら、油も溶けやすく、油汚れを簡単に落とすことが可能です。


・大物の洗濯物に最適
冬場に毛布や布団、カーテンなどを洗濯すると、なかなか乾いてくれません。
しかし、陽射しの強い夏なら大きな洗濯物も素早く乾きます。


・エアコンの掃除も夏の間に
使用前はもちろんですが、夏の終わりにエアコンのお手入れをしておくと、フィルターの渇きも良く、効率的です。


このように、夏の大掃除にはメリットが少なくありません。
特に水回りの掃除を済ませておけば、年末の作業が軽減されます。


ただ、夏の大掃除には注意点があります。
そのひとつは、掃除をする時間に気をつけること。
近年、夏の日中は30℃以上になる日も多く、そのような時間帯に身体を動かすと、熱射病、脱水症を起こす可能性があります。
掃除をするなら午前中、陽が傾いてからがおすすめです。
また、暑い時期に窓掃除をすると、窓に付いた水は乾きやすく、拭いたあとが残ってしまいがち。
きれいにしたつもりが、結局再掃除にならないようにしてください。




プロのサービスを利用するのもおすすめ



夏場の大掃除は効率的だとわかっていても、一人暮らし、夏休みには旅行などの予定がある人には難しいかもしれません。
そのような場合は、プロのハウスクリーニング業者に依頼するのもおすすめです。
ハウスクリーニングでは、台所はもちろん、換気扇、浴室、洗面所、トイレから、ガラス・サッシまで、一度にまとめてきれいにしてもらえます。
普段掃除が大変、汚れの落ちにくいところを徹底的にクリーニングすることで、日々の掃除、ひいては年末の大掃除が用意になります。
たとえば、出かけている間に頼んでおけば、自宅に戻った時、家はピカピカ。
夏を気持ちよく過ごすことができます。


とはいえ、「夏や暑さは苦手」「身体を動かすのもイヤ」という人もいるかと思います。
その場合は、夏の終わりから9月にかけて、掃除をしてはいかがでしょう。
7・8月よりは暑さも和らぐことに加え、水や空気も冷たくありませんから、掃除をしやすい時期だといえます。


年末の負担を軽くするためにも、今年の夏は思い切って、前倒しの大掃除をしてみてはいかがでしょう。






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