「片づけられない人」が退去する前にしておくこと



賃貸の場合、契約満了後は更新するか、退去するかを選択します。退去する際には敷金が返ってきますが、原状回復費用として「ハウスクリーニング代」「鍵交換代」などが差し引かれるケースもあります。その時、「返還金が少ない、納得いかない」「返還どころか高額な請求がきた」といったトラブルも。しかし、よほどの理由がない限り、入居者が多額の負担を課せられることはないようです。

ただ、気を付けたいのは「片づけられないタイプ
の人。普段から「汚部屋状態」にあると、引っ越しまでに部屋が片付かないということになりかねません。

ということで、今回は「片づけられない人」にスポットを当て、その対処法について調べてみました。



「片づけられない人」予備軍は少なくない!?


数年前、「もったいない」といった日本人にありがちな観念、物への執着を捨て、いらない物を減らす(捨てる)ことで、快適かつ質の高い生活、心の開放、運気向上などを得ようとする「断捨離」思想が話題になりました。一時の勢いはないようですが、今も実践されている人は少なくないといいます。

一方の「片づけられない人」はこの対極タイプで、「片づける気力・気持ちがない」「何を捨てていいのかわからない」「もったいないという意識、物に対するこだわりが強すぎる」といった特徴があります。

「自分は当てはまらないから大丈夫だ」と思っていませんか。実はきっかけひとつで、いつの間にか物が溜まり、汚部屋状態になっていたというケースは少なくないのです。



汚部屋になる原因には「心の問題が影響している?


部屋をゴミだらけにしてしまうのは、単に「入居者がだらしない」からではありません。たとえば「仕事や人間関係において精神的なストレスを受けている」「失恋して立ち直れない」など、心に問題を抱えている人は、「もう何もしたくない」と無気力になりがちで、それらが部屋を片づけられない原因になることがあります。
また「うつ病やADHD(注意欠陥・多動性障害)、ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群)といった障害を抱えている」人は、もともと仕事や作業を順序だてて行うことが苦手なため、定期的な掃除することができないことが知られています。
これに当てはまる人は、一念発起して部屋を片付けても、また散らかしてしまう傾向があります。何も知らない人にしてみれば、片づける・散らかすの繰り返しは、「大人なのに掃除ひとつまともにできない」としか理解されません。



「片づけられない」なら、思い切ってプロの清掃業者を頼む


「片づけられないタイプの場合、ひとりで掃除をしても、「どうしても捨てられない」「気がついたらまた汚部屋になっていた」ということが多々あります。それを解消するためには、第三者である家族や友人、恋人と一緒に片づけを行い、「思い切って物を捨てる」ことが効果的だとされています。しかし、いかに身内や親しい仲間とはいえ、汚部屋を見せるのは抵抗があって当然。特に女性はなおさらでしょう。

そこで注目されているのが「プロの清掃業者」です。清掃業者と聞くと、店舗やオフィスビル、マンションといったビルの掃除・メンテナンスを想像しますが、近年は大掃除などを請け負う一般家屋向けの業者(ハウスクリーニング)も増えています。また、汚部屋やゴミ屋敷に特化した業者もあるそうです。

プロの清掃業者に依頼するメリットとしては、
●一度清掃すると、ちょっと掃除をするだけできれいになる
●「掃除ができない」というストレスから解放される
●周囲に知られず、部屋をきれいにすることができる
●普段掃除できない部分も清掃してもらえる
●建物や部屋の寿命がのびる 

といったものがあげられます。ひとりで片づけられない、掃除に自信がない、すでに汚部屋になっているという人は、一度相談するといいでしょう。



的確なケアやアドバイスで「汚部屋体質」を改善


プロ清掃業者の中には、汚部屋やゴミ屋敷を片づけるだけでなく、ストレスなどの心の問題、ADHD、ASDといった依頼者の片づけられない原因を理解し、症状に応じた清掃の方法をアドバイスすることで汚部屋防止に取り組むところもあります。基本的なサービスは「整理整頓方法のレクチャー」で、これは部屋の散らかる根本的な原因を考え、その人に合った助言(有料・無料)をします。ある清掃会社では定期的に自宅を訪問し、依頼者の悩みを聞き、片づけのコンサルティングを行っています。単に部屋を片付けるだけではなく、「どうすれば部屋を散らかさない習慣を身につけられるのか」をアドバイスすることにより、汚部屋へのリバウンドを防ぎます。このようなサービスによって、「片付けができるようになった」という依頼者は少なくないそうです。

なお、「整理収納アドバイザー」「整理収納ベーシックコーチ」「住宅収納スペシャリスト」といった資格を有する清掃スタッフはもちろん、「発達障害コミュニケーション初級指導者」「福祉住環境コーディネーター」など、依頼者自身の悩みに応える資格を持つ人も増えているそうです。

引っ越しを見越して、「片づけられない」「いつの間にか汚部屋になってしまった」という人は、プロの清掃業者に相談してみてはいかがでしょう。






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