初めての不動産購入、後悔しないための事前確認
マイホームを手に入れるための不動産購入の流れは、大きく分けて、申込→契約→決算(引渡し・所有権移転)です。初めての方にとっては、どのように進めていくのか不安ですよね。今回は、事前に知っておけばよかったアレコレ、注意する点を記載してみます。
不動産購入の申込
その不動産をいくらで購入するのか、少し値引きして購入したい場合も、ここで交渉します。
契約時に必要な手付金
手付金の金額は、売買代金の5%~10%が一般的な目安とされていますが、
売主と買主の合意のもとで決められるため、割合では決めず、100万円でいいですよ、というケースもあります。
尚、売主が不動産会社の場合の取引では、宅地建物取引業法で上限20%と手付金の額が定められています。
また、手付金が売買代金の10%または1,000万円を超えるときは、不動産会社の倒産など万が一の場合に備えて、手付金の保全措置を講じなければなりません。具体的には、買主の支払った手付金を不動産保証協会などで保全されます。
決算時に必要なもの
住宅ローンの場合は、住宅ローンを受ける金融機関にて決済を行います。
当日に必要なものを、事前に一覧・見積もりを出してもらえますので、事前に確認しておきましょう。
火災保険料
金融機関にていくら以上の補償額の火災保険に入ればよいか聞いておくとよいでしょう。
引越しにかかる費用など
・引越しシーズン料金でプラス10万円がかかった
・3人家族、市内の15分の距離で100万円以上もする
そんな話をニュースでも耳にします。
引越し先で家具を買った方が安いのではないか、、、という意見も出るほどです。
引越しの時期によって、引越し費用も変わってきます。
引越し業者によっては早割価格で利用できるところもあるので、事前に調査しておきましょう。
賃貸物件からマイホームへの引越しの方へ
賃貸物件からマイホーム(購入した不動産)へ転居される方は、その時期を確認しましょう。
・家賃を払う最終日の確認
・ローン引落日スタートの初日の確認
家賃の支払い月と、ローンの支払い月が重複して重なって、苦しい状況になることもあるからです。
退去連絡のタイミングは何ヶ月に連絡が必要なのか、確認しておきましょう。
住居の場合、通常、「1か月前迄に書面にて連絡」が大半ですが、
2か月前予告の居住用賃貸物件もありますので注意が必要です。
ご自身が住んでいる賃貸物件の契約書を確認しましょう。
オプションの対象になるものを確認しておきましょう。
新築戸建てでは、
網戸やカーテンレールが後付け(オプション)の場合もあります。
マンションにしか住んだことのない方からは想像もできませんが、引越ししてから気づくのは避けたいですね。
カーテンレールは、どの場所にどういうものを設置するのか、レースカーテンとの2列にするのか、予算も考慮しながら計画しておきましょう。
室内の設備についても同様。好みだけで決めてしまうと、オプションだけで高額になることもあります。
カーテンは、あらかじめ準備しましょう。
引越しして早々、カーテンがなくては外から丸見えで困りますね。
引っ越す前に採寸をして、引越し後すぐに使用できるよう準備をしておきましょう。
素人での採寸は案外危険です。
お客様が内見の際に、採寸を手伝ってはいけない、というルールを決めている不動産業者もいる程です。
お客様に同行した方にスタート地点を押さえてもらい、お客様ご自身で測るのはいいのですが、素人である内見に立会うだけの不動産会社の営業の方が測って間違ってしまったら後々大問題に発展する可能性があるからです。
お客様ご自身でカーテンのサイズを測り間違えて、幅が10cm程足りず、カーテンが閉じないまま何年も使い続けている方もいます。将来の話のネタとして友人たちと笑い話として語り継ぐのも楽しいものですが、できることなら万全を期すために、事前にしっかりと測り方の調査をしましょう。心配な方はプロ(カーテン業者)に測っていただいたほうが安心です。
駐車場は試し入れをしましょう。
駐車場付きの家を購入される方、既に車をお持ちの方は、ぜひ、引越し前に試し入れをすることをおすすめします。
その上で、車の買い替えを検討されたり、車を手放してカーシェアに切り替えた方もいます。
駐車場には倉庫代わりにいろんなものを置きたくなりますが、そのために車体全体を収納することができず、車庫証明の取得の際に許可が出せない、と、注意を受けることも。
まとめ
初めての不動産購入は不安なことばかりです。知らない用語もたくさんあって、検索ばかりしてしまいますが誰もが最初は初心者です。経験がある方にとっては当たり前のことでも、何を知らないのかがわからないから、何を聞いていいのかわからない、というのが現状です。
「どんどん進んでしまっているけど、本当に大丈夫なのか。」
「申込の時・・?いや、物件探しの時?担当者には希望内容を伝えたはずだけれど、本当に思った通りに進んでいるのかしら。」
「いつまでに何をすればいいのか。間に合わない場合は、どうすればよいのか。どうなるのか。」etc…。
そんな住まいの些細な不安も、経験豊富な担当者であれば相談先を教えてくれたり、一緒に考えてくれるはずです。「こんなことは不動産会社に聞くのはおかしいのかな。。。」なんて考えず、違和感があれば遠慮せず、言葉にして伝えてみましょう。
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