家を売って住み替えるための注意点とポイント④シニアのライフスタイルについて







シニアライフを充実させるために住み替えを考えるタイミングがあります。「家の中の段差で転倒してしまった」「家が広すぎてだんだんと掃除がキツくなってきた」「病院や日常の買い物などが不便」というお話をよく聞きました。




そんな話を聞きながらシニアの理想の暮らしについて、どんな対策ができるのかをご紹介します。




多様化しているシニアライフ



シニアライフを充実させるうえで考えておいてほしいのは、シニアライフが多様化しているということではないでしょうか。健康面や経済面がポイントであることは間違い無いのですが、「時間に追われずに自由に暮らしたい」「社会貢献や仕事を通して生き生きと暮らしたい」「日常の生活が便利なエリアで負担のない生活をしたい」「いつも話し相手がいるなど、孤独を感じたくない」など、こんな風に話される方が多いようです。「自分にとっての理想の生活とは何か?」「そのためにはどのような対策を取れるのか」ということを考えてみましょう。



シニアが住み替えたい理由は建物への不満




SBIエステートファイナンスの調査(調査期間は2022年5月18~30日)で、住み替えを考えるのはどのような理由が多いのか、調査結果を確認すると、「建物の老朽化」「間取りへの不満。広すぎる・狭すぎる」「設備への不満。老朽化、使いにくさ」が多いことがわかります。また、これは60歳以上による実際に住み替えを検討している方の回答ですので、今、住み替えを検討していない方も、建物の劣化に伴って同じように感じる方もでてくると思います。



【住み替えたい理由は?】



・建物の老朽化…38%
・間取りへの不満(広すぎる・狭すぎる)…38%
・設備への不満(老朽化・使いにくさ)…31%
・立地・周辺環境への不満…28%
・親や子どもとの同居や近居…13%
・家の維持・管理ができない…11%
・その他…7%
・配偶者との離婚または死別…2%



建物の老朽化、間取りへの不満(広すぎる・狭すぎる)、設備への不満(老朽化・使いにくさ)が、いずれも3割を超えています。具体的な対策としては、バリアフリーなどへのリフォーム、リノベーションといったケースが多いのですが、間取りが広すぎるので駅近の住宅へ住み替えを検討される方も多いようです。




【住み替えするにあたる不安は?】
・資金面…38%
・荷物の整理・処分…35%
・生活環境の変化…30%





また住み替えたいとは思うものの、住み替えにあたっての不安もうかがえます。不動産を売却するときにかかる税金などの費用、住宅ローンなどのお金や、荷物の整理・処分の手間、生活環境の変化が高い数値となっています。住み替えるとなると年齢や住宅ローンの残債、不動産の築年数などでも売却に適したタイミングが違うので、いくらで売れそうなのかを事前にチェックしておくといいかもしれませんね。


SBIエステートファイナンスの住み替えに関するアンケート




住み替えをする前にこれを知っておきたい!




では、シニアが住み替えをする際、どんな点に気をつければよいのでしょうか?ここでは事前に確認しておきたいポイントを解説しています。住み替えのパターンがあるので最適な方法を検討してみてください。



・一戸建てからマンションに住み替える場合
・マンションから一戸建てに住み替える場合
・建て替えやリフォームをする場合
・住み続けながらリースバックをする場合


一戸建てからマンションに住み替える場合




一戸建てからマンションへ住み替えるメリットはセキュリティや利便性の向上、建物や庭の管理の手間がないことがあげられます。買い物などの不便が解消されるため生活しやすくなったと感じられることが多いでしょう。デメリットはというと、塗装などの建物の管理が不要になる分、マンションでは管理費や修繕積立金がかかります。エリアによりますが一般的にはマンションの方が売れやすいので、将来に備えてコンパクトなマンションに住み替えておくという選択肢もあります。その際には暮らしやすいエリアかどうか、そして管理費、や修繕積立金などの支出を確認するようにしましょう。






マンションから一戸建てに住み替える場合




マンションから一戸建てに住み替えるメリットはペットを飼われている場合、趣味を楽しみたい場合でも自由に家を使えることです。デメリットは塗装費や植木の剪定など、家の維持費がかかることです。マンションでは毎月修繕積立金を積み立てていますが、一戸建てでは家の管理を自分で行います。その分、管理費、修繕積立金、駐車場代などの毎月のコストがかからなくなります。




建て替えやリフォームをする場合




設備や間取りへの不満を改善するために建て替えやリフォームをするという選択肢もあります。バリアフリーリフォームや省エネリフォーム、二世帯住宅などは補助金が交付されることも。リフォームをするならば庭の手入れが最小限ですむように変更したり、賃貸併用住宅や省エネとなる窓のリフォームなども人気が高いです。建て替えやリフォームのメリットは住み慣れた場所なので環境の変化が伴わないこと、デメリットは家の維持費がかかることです。もし災害などがあった際には補修費用などがかかります。



住み続けながらリースバックをする場合




最近よく聞くようになったリースバックですが、売った後もそのまま住めるというものです。家を売却して現金化がすることでローンを一括で返済して、売却後には賃貸でそのまま住むことができます。引越し費用や引越し疲れというということがありません。もちろん固定資産税もかからなくなります。売却前の住宅ローンの返済額よりもリースバック後の賃料の方が安くなり、売却資金が手元に残ることもあるので、住環境を変えずに毎月の生活コストが下がることもありえます。資産価値がどれくらいかというところが重要ですので、よく相談をしてから検討を行いましょう。



シニアのライフスタイルのポイントまとめ




一般に知られている一戸建てからマンションへの住み替えのメリットの他にも、マンションから一戸建てに、建て替えやリフォーム、リースバックなどのメリットも知ることができました。


シニアが住み替えを検討する場合のポイントをまとめると…


・シニアライフは多様化しているので、「自分にとっての理想の生活とは何か?」「そのためのどのような対策を取れるのか?」をよく考えて情報収集をする


・建物の老朽化、間取りへの不満(広すぎる・狭すぎる)、設備への不満(老朽化、使いにくさ)などの理由から住み替えを検討するシニアが増えている

・売却にかかるコスト(住宅ローン、税金、引越し費用、荷物の整理代、敷地があいまいなときの現状測量費用など)を計算してみる

・どうしても譲れない条件(ペットを飼いたい、生活の利便性を優先させたい、毎月の生活コストを下げたいなど)をリストアップしておく


大事なことは、上記に加え今後の変化についても頭に入れておく必要があります。


たとえば、プロはこんなことまで考えてアドバイスをしてくれます。


・家族の状況に変化はあるか?

・収支や家計などに影響はあるか?

・仕事や働き方などに変化はあるか?

・健康や行動の変化はあるか?

・心配事や不安なことはあるか?


そうすることでそれぞれのライフィスタイルにできるだけ合わせることができます。


将来のことまで考えて検討する必要があるので、家の住み替えや建て替え、リフォームなどはそれを得意とする会社に相談することが大切です。東海住宅では、ご相談内容にもよりますが買取やリースバックなども行っています。売り出し前のハウスクリーニングサービスなどの諸費用サポートを受けられることがあるので、以下のサービス内容について詳しく知りたい方はぜひご相談ください


◆オススメの売却サポートサービス
◎諸費用サポートサービス
・建物検査+2年間の設備保証
・売り出し前のハウスクリーニング
・家具の処分費用
・土地の広さやなどがわからないときの測量費用など


◎買取保証サービス
売却が成立しない場合に買取保証をつけることができます


◎リースバックサービス
売却したあとも住み続けることができます。仲介手数料も発生しません。