家を売って住み替えるための注意点とポイント③損をしないように流れを把握する
住んでいる家を売って住み替えるときに大切なことを、流れにそって知っておくと安心です。よくいわれる「売りが先か、買いが先か」ということが主体にはなりますが、「もし売れなかったらどうしよう」という不安もありますよね。
家を売るだけ、買うだけだでも手続きや書類などがあって難しいのに、住み替えは「売る」と「買う」の両方を同時に進めなければいけないので、不安や疑問も多いのではないでしょうか。
そこで、住み替えで損をしないように気をつけるべき注意点とポイントをまとめました。
住み替えの流れを把握する
今、住んでいる家を売って新しい家に住み替えるには、大きく3つのステップがあります。
売るための大きな流れ
【ステップ1】売るための査定をする
【ステップ2】不動産会社を通じて売却活動をする
【ステップ3】売買契約、引き渡しをする
買うための大きな流れ
【ステップ1】住みたい家を探す
【ステップ2】内見をして契約をする
【ステップ3】支払いを行い、入居する
売るステップと買うステップが良いタイミングで進んでいければ理想です。ただ、現実的にはなかなかぴったりというわけにはいかないことが多いと思います。なのでできるだけ早い段階で不動産会社に相談をしておくことをおすすめしています。売れやすいタイミングやリフォームをした方が売れるのか、住宅ローンのご相談などのアドバイスは参考になるはずです。
【売るための注意点1】査定をするとき
不動産の査定ではできるだけ高くと考えるのではないでしょうか。査定は現状の価値の把握が目的なのでまずは状態の確認をしましょう。室内のクリーニングをしてから査定を依頼するとか、リフォームをした方が高く売れそうだからリフォームをしてから査定をするのではなく、まずは現状のまま不動産会社に査定をしてもらうことにより、実際に売却する際に役に立つ情報を得ることができます。
弊社ではハウスクリーニングのサービスや急いて売りたい方への買取サービスなども行っていますが、タイミングを逃さないためにもまずは、現状のまま査定をしてもらう方が損をしません。
売却してローンが完済できるのか、売るタイミングは適切か(早い方がよいのか、タイミングをずらした方がよいのか?)、買う物件はいくらぐらいがよいのかなどもっと具体的なことを知りたいですよね。査定時に相談しておくことで情報収集もできるので1人で悩むよりも効率がアップします。
【売るための注意点2】売却活動をするとき
売却活動をするときに気になるのは「住んだまま売却できるの?」「内見時の注意点は?」などが多いのですが、住んだまま売却することは可能です。ただ、空き家にしてから売却した方が売れやすいといわれています。人によっては住んでいるイメージがわくので住んだままでも気にならないという方もいます。売却活動をする際には地域の情報に詳しい不動産会社にお願いするのがポイントです。このエリアではどれだけの需要があるのか、成約事例などの情報も豊富です。別々の売り物件を1人の方が購入されることもありますし、そのような購入希望者の情報などが多く集まっている可能性もあります。
【売るための注意点3】売買契約、引き渡しをする
購入者が見つかったら売買契約を行って不動産の引き渡しに進みます。契約内容はあらかじめ重要事項説明があるので、不明点があれば必ず確認をしておきます。買い替えの場合には引渡しの時期が重要になりますので、事前に相談をしておくとよいでしょう。(※売買契約日、所有権移転日、引渡し日などの日付の確認をしましょう)
【買うための注意点1】住みたい家を探す
ライフスタイルや収入などから住みたい家の条件を決めていきますが、購入費用や引越費用などをシミュレーションします。中古と新築では必要な費用が異なりますし仲介と買取では仲介手数の有無も変わりますので、不動産会社ともよく相談をしておきましょう。
【買うための注意点2】内見をして契約をする
内見時には、外壁や基礎、風通し、水回り、間取り、周辺の環境などはチェックします。新築よりも中古の方が内見時にチェックするポイントが多くなります。売買契約書に記載されている設備の状態が、記載内容と違うとトラブルになることがあるかもしれません。とくにエアコンの有無や水回りの故障など、設備の故障などをしっかりと確認しておきましょう。
【買うための注意点3】支払いを行い、入居する
売却と購入の決済が同時に行われるのが理想的ですが、難しい場合もあります。専門的な部分にはなりますが、決済前に物件を引き渡してもらう「先行引き渡し」で仮住まい費用がかからないようにすることもあります。引き渡しに関してはプロに相談しておくのがコツです。
家を売って住み替えるための注意点とポイントまとめ
まずは査定をしてどれくらいで売れそうなのか把握することが大切ですが、どんな費用がかかるのか、手続きや書類はいつまでに必要なのかという情報を知ることも必要です。
③最後に損をしないように流れを確認する(※今回の記事はこちらの内容です!)
スムーズに住み替えをしたいという方は、できるだけ煩雑にしないで手続きが進むように