外出自粛のGWをガーデニングで楽しく過ごす



花選びをする時、「この花が欲しい」という人がいれば、「育てやすい花がいい」と考える人もいます。育て方の難易度は別として、前者の場合は、それほど迷うことはないでしょう。しかし、後者のケースだと、選択肢はおのずと狭まります。とはいえ、初心者でも比較的育てやすい花は少なくありませんから、そのような種類から選ぶようにすると失敗も少ないといえます。それでは、これからの季節(晩春~初夏~夏)に適した花を紹介していきましょう。

〇ペチュニア 

大輪・小輪、八重咲き、枝垂れなど種類が多く、春のガーデニングに適した花です。成長が早く丈夫なため、初心者にもおすすめ。小さな鉢で育てても、ハンギングやコンテナで寄せ植えにすることもできます。成長が早くて丈夫なので、初心者にもおすすめです。

◇ワンポイント
・陽当たりの良い場所で半日以上管理する
・鉢植えは土が乾いたらたっぷりと与える。水はけに注意し、水切れさせないこと

〇開花期:3月~11月
〇植え付け(植え替え)時期:3月~5月

〇マリーゴールド

長い期間にわたり、鮮やかな黄色や橙色の花を次々と咲かせる花種。栽培も簡単なので、初心者でも育てやすいといえます。ガーデニングではポピュラーな花で、庭や花壇といった広いところから、鉢やプランターなどの小スペースまで場所を選ばず育てることができます。

◇ワンポイント
・土質はあまり選ばないが、日当たりと水はけのよいところが適している
・生育の適温は15~20℃くらい。夏の暑さ、軽い霜程度なら耐える
・鉢植えの水は、用土が乾き始めたら、たっぷり与える。庭植えは、よほど乾燥しないかぎり必要なし

〇開花期:4月~12月
〇植え付け時期:4月~6月

〇クレマチス(夏~秋咲き)

夏から秋、長期(種類による)にわたって次々と花を付け、古くから親しまれているガーデニング向きといえる花種です。様ざまな種類があるので、華やかで色とりどりの花が楽しめる。

◇ワンポイント
・日ざしを好むため、半日以上日照のある場所に植えるとよい
・鉢植えの水やりは、土の表面が乾いたら、鉢底から流れてくるまで、たっぷりと与える

〇開花期:5月~9月
〇植え付け(植え替え)時期:3月~10月

〇ガーベラ

赤やピンクをはじめ、白・黄・オレンジといった花色が多彩で、一重、八重など花形のバリエーションもあるため、人気の花種。交配によって、毎年のように新品種が生まれているのも特徴です。

◇ワンポイント
・日照が十分で温かな環境を好む。日当たりが悪いと、花が咲きにくいため、鉢植えの場合、半日以上は日光の当たるところで管理する。
・生育の適温は10~20℃。
・鉢植えの水やりは土の表面が乾いたら、鉢底から流れてくるまで、たっぷりと与える

〇開花期:4月~6月
〇植え付け(植え替え)時期:3月~5月

〇ニチニチソウ

あまり土質を選ばず、高温と日照を好み、乾燥に強く丈夫なので、夏のガーデニングに最適。初心者向きの花だといえます。ただ、過湿や蒸れには弱いので、水を与えすぎないように注意します。近年は改良が進んでおり、風車咲きやフリンジ咲きなども出回っているため、好きなタイプを選ぶことができます。

◇ワンポイント
・鉢植えでは、土の表面が乾いたらたっぷり水を与える。ただし、雨の多い時期(梅雨時期など)は、過湿にならないように注意する。
・濃度の高い肥料を使うと根が傷みやすいので、1回に大量の肥料を施さない

〇開花期:5月~11月
〇植え付け時期:5月~7月

以上、ガーデニング初心者に向いている花を5種類紹介してみました。もちろん、この他にも育てやすい花はたくさんあります。目移りしてしまう、わからないことがあれば、店員さんに聞いてみるのもおすすめです。家や部屋に花を加えて、おうち生活を明るく過ごしてください。