2024.12.23
福島
Column 福島市の方必見!不動産売却のタイミング・最適な売り時を見極める方法
2024年の福島県地価調査結果によると、福島県全体の地価は5年連続で下落しています。一方で、福島市の住宅地の平均地価は44,100円/㎡と11年連続で上昇しています。このような地価動向は、福島市の不動産売却を検討する際の重要な判断材料となるでしょう。本記事では、不動産売却を成功させるタイミングや売り時を見極める方法について解説します。
【福島市版】不動産を売却すべきタイミング3選
1. 不動産相場が上昇している時
不動産を相場が上昇している時に売却すれば、大きな利益が期待できます。不動産相場の動向を知るためには、国土交通省が発表している「不動産価格指数」を活用するのがおすすめです。
この指標は、2010年の平均を100とした場合の価格動向を示しており、地域や物件の種類別の指数を見ることで不動産相場の状況を把握できます。2024年の東北地方の不動産価格指数は「マンションが233.6」「戸建住宅は118.2」と、いずれも2010年から大幅に上昇しました。
2. 軽減税率や特例を適用できる時
マイホームを売却する場合は、所有期間に関係なく譲渡所得から最高3,000万円まで控除できる特例があります。譲渡所得から3,000万円を控除してもなお利益が発生する場合は、軽減税率や特例を適用できるタイミングを狙うことで、税負担を大幅に抑えられます。所有期間による税率の違いは、以下のとおりです。
所有期間 | 所得税 | 住民税 | 合計 | |
短期譲渡所得 | 5年以内 | 30.63% | 9% | 39.63% |
長期譲渡所得 | 5年超 | 15.315% | 5% | 20.315% |
所有期間は、自宅を売却した年の1月1日時点で計算します。
3. 築年数により大きく値下がりする前
不動産は築年数の経過にともなって価値が下がりますが、戸建ては築15年、マンションなら築25年を超えるタイミングで大きく値下がりする傾向があります。建物の老朽化による修繕費用がかかることや、耐用年数に近づくことが原因です。またマンションは、15~20年ごとに実施される大規模修繕の費用負担や、建物の管理状況が価値に影響を与えます。
【福島市版】最適な売り時を見極める3つの方法
1. 住宅ローンの金利動向に注目する
住宅ローンの金利が低い時期は、不動産を高く売却する絶好のタイミングです。金利が低いと利息が減って総返済額が抑えられるため、買い手にとって負担が軽くなります。
2024年には日本銀行が政策金利の利上げを決定し、一部の金融機関では変動金利が0.15%引き上げられました。この金利差が返済額に与える影響は非常に大きく、例えば3,000万円の物件を35年ローンで購入する場合の支払額の違いは、以下のようになっています。
月々の支払い額 | 総返済額 | |
金利2.0%(35年固定) | 99,378円 | 41,738,968円 |
金利2.15%(35年固定) | 101,703円 | 42,715,433円 |
差額 | 2,325円 | 976,465円 |
2025年以降の住宅ローン金利は、日本銀行がマイナス金利を解除し段階的な利上げを進めているため、さらなる上昇が見込まれています。
2. 不動産市場の動向を分析する
不動産を売却する際には、市場の動向を把握することが欠かせません。2024年時点で福島市の土地価格は上昇傾向にあり、売却を検討する良いタイミングです。不動産価格は、地域の人口動態に大きく影響を受けます。
人口が増加しているエリアでは需要が高まり地価が上昇する傾向がある一方で、人口が減少しているエリアでは地価は下落するのが一般的です。人口や周辺環境の変化を把握し、適切なタイミングで売却を進めましょう。
3. 需要の高い時期を把握する
不動産を売却する際には、需要の高い時期を意識することも大切です。不動産市場では季節ごとに需要が異なり、特に春は取引が活発化します。進学や転勤のある1~3月は成約件数が増加する傾向があります。
一般的に売却は成約までに3ヶ月から半年程度かかるため、需要が高まる時期を狙うには前年秋ごろから準備を始めるのが理想です。買い手の多い時期を見極め、効率的に売却を進めましょう。
福島市の不動産売却は東海住宅にご相談ください
不動産売却はタイミング次第で数百万円の差が生じることがあります。しかし適切なタイミングを見極めるには専門知識が求められるため、売主の方には判断が難しい場合が多いです。東海住宅は創業53年の実績と、経験豊富な担当者が様々な視点で売却をサポートします。ぜひお気軽にご相談ください。